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新開発の分離式ブラックボックス、墜落前に切り離し

人民網日本語版 2015年03月11日14:26

ブラックボックス(資料写真)

一部の航空機事故では、ブラックボックスが機体の残骸と共に見つけにくい場所に落ちてしまう場合がある。ブラックボックスの機能を効果的に補うため、中国商用飛機有限責任公司米国有限公司(以下、同社)は、分離式緊急記録追跡システムの開発に取り組んでいる。新華網が伝えた。

「報信者」と呼ばれるこのシステムは、主に商用機に使用される。同社が公開した動画を見ると、試験用の模型飛行機がまもなく墜落するという時に、データ保存・発射機が後尾から発射された。この新システムは航空機墜落前の最後の数分間の映像を記録し、航空機の位置、ブラックボックスのデータ、撮影した動画・画像などの大量のデータを圧縮し、短時間内に衛星に送信すると同時に、データのバックアップを取ることができる。これは従来型のブラックボックスが記録したデータを正確に分析し、事故当時の状況をそのまま復元する一助となる。

同システムのデータ保存・発射機にはパラシュートと空気充填装置があり、機体から分離・落下した後も海上に浮かぶことができる。また地上に安全に着地し、救難信号を出し、その位置を知らせることができる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年3月11日

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