中国、旅客機機内で衛星テレビのリアルタイム放送を実現

機内から生中継を行う新華社の楊牧記者

中国国際航空（エアチャイナ）のCA1303便は3月10日、衛星テレビのリアルタイム放送サービスを提供し、乗客は全国両会（全国人民代表大会、全国政治協商会議）の中継などを視聴した。中国はこれにより、航空会社の商用便で衛星テレビのリアルタイム放送に成功し、中国国際航空は中国初の、機内で衛星テレビ番組のリアルタイム視聴ができる航空会社になった。新華網が伝えた。

中国国際航空によると、衛星放送のリアルタイム視聴はKuバンドの衛星通信によって実現された。中国が独自に開発した人工衛星「東方紅4号」、独自に制御可能な測定・制御システムを採用し、20Mbpsのブロードバンドを提供できる。乗客は座席上部のディスプレイで、中国中央テレビ（CCTV）の番組をリアルタイムで試聴できるほか、Wi-Fiを使い地上にいる時と同じように気軽にネットに接続できる。中国国際航空は21機のネットワーク搭載機の改造を完了しており、毎日80便弱で機内ネットワークサービスを提供できる。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年3月12日