超高速機の完成予想図 |
仏エアバス・グループと米アエリオン・コーポレーションはこのほど、超音速ビジネスジェット「アエリオンAS2」の共同開発を行うと発表した。海外メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
この超音速旅客機が完成すると、東京とシンガポールがわずか2時間半、米ニューヨークとブラジル・サンパウロも2時間48分で結ばれることになる。
米ネバダ州に本社を置くアエリオン・コーポレーションのロバート・バス会長は、声明文で、「エアバスと弊社は、2021年に世界初の超音速ビジネスジェットを世に生み出すという共同目標を、今回の提携で必ず実現させたい」とコメントした。
「アエリオンAS82」は、超音速自然層流化技術を適用、最高時速は1217マイル(約2千キロ)に達する見込み。また、同機の主翼重量は2割削減され、軽量化が実現し、燃費効率の向上と長距離飛行が実現する。同機の乗客定員は12人、乗客ひとりひとりに最高に快適なビジネス環境を提供する。
同機は2019年に試験飛行を実施する計画で、製造費は1億ドル(約109億円)を上回る見通しという。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月26日