中韓自由貿易区の実質的な交渉が終了したことを受け、中国の電子商取引大手・アリババ(阿里巴巴)も韓国事業に注目している。17日には、アリババが韓国で物流事業に参入することが報じられた。情報筋によると、アリババは現在、韓国における物流事業の中長期計画を策定しているという。北京商報が伝えた。
電子商取引の急速な発展に伴い、大量の商品が韓国から中国に輸出されるようになった。アリババ系の決済サービス「支付宝(アリペイ)」はこのほどソウルで説明会を行い、アリババ傘下の物流会社・菜鳥網絡と共に、来月より韓国企業を対象とした決済、物流サービスを提供していくことを表明した。
アリババが韓国で決済・物流サービスを始めれば、中国人消費者がアリババの海外商品購入サイト「天猫国際」で韓国の商品を注文した場合、アリペイが企業に代金を精算し、菜鳥網絡が代理業者を通じて商品を倉庫から中国の税関まで、さらには中国国内の消費者にまで届けることになり、全てのプロセスを網羅することになる。
アリババの韓国物流事業計画は、現地の協力パートナーと物流施設を利用した協力が主になるという。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年3月18日