一方、中国経済は新常態に入っており、2ケタの年平均経済成長率が32年間も続いてきた。人口増加要因を差し引けば年平均9.5%前後の成長率だったが、米工業革命の時期にもこれほど高い数値を出したことがなく、ましてや持続だ。たとえ成長率が7%前後だとしても、0.4%の年平均人口増加率を差し引けばなお6.5%前後にとなる。この数値はIMFが予測した、人口増速要因を差し引いた米経済成長率2.7%を倍以上も上回っている。したがって、中国は依然として世界で経済成長率の最も速い主要エコノミーである。
世界経済成長への貢献度を見ると、2014年アメリカが世界GDP総額に占める割合が22%だったが、仮に2015年に経済が3.6%増えれば、世界GDP成長率を0.79ポイント押し上げることになる。同年、中国が世界GDP総額の12.9%を占め、中国の貢献度は依然として米を上回る。また、2014年先進国全体が世界GDP総量に占める割合が55%だったが、仮に2015年に2.4%増えれば、世界GDP成長率を1.3ポイント押し上げることになる。一方、2014年新興と発展途上国全体が世界GDP総量の45%を占めたが、仮に2015年が4.3%増加すれば、世界経済成長率を1.9ポイント押し上げ、なお先進国より大きいものとなる。
「チャイナネット」2015年3月19日