◇欧米…「グリーンハットデイ」はアイルランドの祝日
西洋では、緑色の帽子には勇敢と歓楽の含意がある。「グリーンハットデイ」の起源は5世紀末のアイルランドまで遡り、アイルランドが聖パトリックを守護したことを記念するため、今ではアイルランドの国家の祝日にまでなっている。また、数百年にわたりアイルランド人の末裔が欧米各国に広まっていくにつれ、この祝日は少しづつ西洋各国共通の祝日にもなっていった。
アメリカは1737年3月17日にこの祝日を始めた。この日になると、アメリカ人の大多数は揃って緑色の帽子を被り、パレートや礼拝、パーティーなどを行う。アメリカにいるアイルランド人はさらにウマゴヤシを身につけ、アイルランド国旗の色(緑と黄色)で部屋を飾り付ける。また、緑色の服装を身に付け、様々な様式の緑色の帽子をかぶり、客にウマゴヤシの飾り物などを贈る。