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「コナン」は大学の選択履修科目に、席取り合戦も (2)

人民網日本語版 2015年03月24日11:11

「徐先生の授業では、化学を学べるだけでなく、交流の場をも皆に提供してくれる」と中南大学の黄文辉さん(エネルギー科学、エンジニアリング学部3年)は言う。3月21日の授業では、徐准教授は学芸展示会を開き、皆に自己紹介させたのち、それぞれの成果を発表させた。これは、授業を履修する学生同士の交流を促す狙いもある。

「徐先生は『名探偵コナン』の内容を、化学原理を用いて説明してくれる」と黄さんは言う。講義の内容が興味深いだけでなく、学生自身で化学トリックを設計させたり、学外の職人を招いでチョコレートの作り方を伝授してもらうなど、学生の積極的な授業参加が促される内容になっている。

「授業の秘密」 アニメを使って授業を進める

中南大学で最も人気のある授業はどのように行われているのだろうか。

『名探偵コナン』の1コマに花火が取り上げられることがある。徐准教授はこの場面を皆に紹介し、これを導入として改めて花火について解説する。まずは花火の歴史について語り、そして花火が爆発すると際の化学反応式を説明する。続いて花火と関連のある歴史書や有名な詩文、産地などを紹介。また、専門的な角度から花火の化学結合と組成や炎色反応などについて解説し、生活の中でありふれた花火をより興味深いものに感じさせてくれる。(編集TM)

「人民網日本語版」2015年3月24日


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