鼻血:私たちは鼻血を身体による“去火(熱やのぼせを下げること)”の一つだと見なすことができる。摂取する水の量が減少したり、辛いものを食べ過ぎていたり、環境が乾燥していているような“上火(のぼせ)”状態時に、身体は鼻の粘膜を弱くし“去火”しようとするのである。大抵の場合、短時間で自然に止まるので、鼻血が出てもあまり心配しなくてよい。
しかし、もし一定の時間が経っても鼻血が止まらない場合には、迅速に検査を受けるべきである。これは往々にして、動脈硬化や高血圧などの病によって引き起こされたものである。
発熱:体温が37度を超えた場合、それは発熱といえる。医学研究によって、免疫細胞の作戦能力が体温の上昇に応じて上がると同時に、高体温は血液中の鉄イオンの濃度を下げ、病原体の成長に必要な微量の鉄イオンの供給を不足させて病原体の発育を妨げることが証明されている。これらこそが、病と闘う際の主な機能であり、薬は外部からの助けに過ぎないのである。
そのため、もし発熱が起きた後直ぐに解熱剤を用いたならば、反って病気の症状を悪化させる可能性もある。体温が38度以下で、精神も食欲も影響を受けていない場合には、額に氷袋を置いて症状を緩和すると同時に、水を大量に摂取し、ビタミンとミネラルを適度に補充しつつ、あっさりとした栄養に富んだ食物を少し摂ると良い。
もし体温が38.5度よりも高くなったり、或いは軽い発熱が続いたり、発疹、激しい頭痛、関節痛、痙攣等の症状を伴う場合には、すぐに医者に診てもらう必要がある。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年3月24日
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