サブフォーラム「クロスボーダー対話:産業とインターネット」は、「産業インターネットを勝ち抜く次の産業は何か」などの議題に焦点を当てる。またサブフォーラム「クロスボーダー対話:インターネット思考とビジネスの本質」では、「騰訊」(テンセント)や「百度」などのIT業界のエリートが招かれ、従来産業の企業のリーダーとボーダレスに対話する。さらにサブフォーラム「スマート医療とウェアラブルデバイス」では、人類の生活の質と医療水準を高める新技術を専門家がともに検討する。
▽展望的思考と地域統合
フォーラムには習近平・国家主席ら16カ国の首脳が参加する。アジア地域の融合発展とグローバル・ガバナンス理念を共有すると同時に、チャンスと試練が共存するアジア一体化の局面を意思疎通と相互信頼の増進によって迎えることが期待されている。
今回の年次総会では、「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)やASEAN共同体、東アジア経済共同体などが注目の議題として選ばれた。サブフォーラム「21世紀海上シルクロードの共同建設」には楊潔チ・国務委員ら国内外の多くの政界要人が参加し、講演することになっている。今年はさらに、サブフォーラム「ASEAN共同体:一体化の新たな起点」も設けられた。
▽世界経済の趨勢
「世界経済の趨勢」は間違いなくボアオ・フォーラム年次総会の焦点となる。世界経済が依然として脆弱な回復段階にある中、フォーラムでは、国民経済研究所の樊綱所長ら国内の経済学者と世界各地のトップレベルの経済学者が未来の経済の新たな成長の原動力をともに探ることになる。