23日に死去したシンガポールの初代首相・リー・クアンユー(李光耀)氏の国葬が29日午後に営まれ、中国の習近平国家主席の特使として李源潮国家副主席が参列した。新華網が報じた。
李副主席は習主席を代表し、中国政府、中国国民の名義でリー・クアンユー氏の逝去に哀悼の意を示し、シンガポール政府に習主席の伝言を伝えた。
習主席は、リー・シェンロン(李顯龍)首相への伝言において、リー・クアンユー氏への哀悼の意を示し、「リー氏は、シンガポールの建国の父であり、国際社会において広く尊敬される政治家、戦略家でもある。リー氏は、中国国民の古くからの友人であり、私が非常に尊敬している知恵者、人徳者。中国とシンガポールの関係の基礎を築いた開拓者、推進者であるリー氏は、中国の指導者と共に中国とシンガポールの関係の発展の方向性を定め、両国の国民の友好関係を促進し、両国の協力に卓越した貢献をしてこられた。現在、中国とシンガポールの関係は良好な発展を保っており、私も中国とシンガポールの友好的な協力関係を非常に重視している。中国はシンガポールと共に、これまでの伝統的な友好関係を堅持し発展させ、国交樹立25年の今年を契機に、その関係を強固にし、互いに利益となるよう協力を深め、両国の国民にさらなる利益をもたらすことを望んでいる」とした。
シンガポール滞在中、李副主席は国会議事堂で弔問を行い、遺体と対面したほか、シンガポールのトニー・タン・ケン・ヤム(陳慶炎)大統領やテオ・ チーヒエン(張志賢)副首相と会談した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月30日