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G20首脳のパスポート情報、あわや漏えい

人民網日本語版 2015年03月31日14:37

オーストラリア政府の一職員が昨年、米国、英国、ドイツ、ロシア、インド、日本など複数国の首脳の生年月日やビザ番号を含むパスポート情報を誤って漏らしていたことが明らかになった。米ホワイトハウスは30日、「今回の件は調査段階にあり、大統領のプライバシーや個人情報の安全を守るため、必要な措置を講じる」と表明した。中国新聞社が各メディアの報道を取りまとめて報じた。

オーストラリア移民局の職員は昨年11月、ブリスベンで開催されたG20首脳会議に出席した首脳31人のパスポート情報を、サッカーアジア杯組織委員会関係者に誤って送信した。これにより、オバマ米大統領、プーチン露大統領、キャメロン英首相、メルケル独首相、モディ印首相、安倍晋三首相など各国首脳のパスポート番号、ビザ番号、ビザ種類、生年月日などの情報がすべて漏えいした。

オーストラリア移民局は、「今回の情報漏えいは、人為的ミスであり、オートコンプリート機能が働き、担当者が確認を怠り誤って送ってしまったことが原因。移民局は、メールが発信された後ただちに誤送信に気づき、プライバシーに関わる情報や受信者の情報を削除、メール受信者も関連情報をすでに削除した」としたほか、「電子メールのチェック・監督管理措置を強化し、事件の再発防止に努める」と表明している。メディア報道によると、オーストラリアが情報漏えいに関して各国首脳に知らせたかどうかは定かではないという。

ホワイトハウスのシュルツ報道官は同日、「今回の事件については、調査を進めており、大統領のプライバシーと個人情報の安全を保護するため、必要かつ適切な措置を講じる方針だ」と表明した。

オバマ大統領が外遊の際にパスポートを実際に使用するか否かについて質問されたシュルツ報道官は、「大変良い質問だ。私には分からないので、調べてみる」と答えた。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年3月31日

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