■国際スケート連盟のスポンサー企業11社のうち、8社が日本企業
日本におけるフィギュアスケートの人気の高さやレベルの高い選手が次々と登場する要因は、日本のフィギュアスケートの普及と関係性がある。
中国におけるフィギュアスケート人口は非常に少ない上、基本的には黒竜江などの北方の省・都市に集中している。しかし、日本の事情は異なる。日本で最も寒い地域は中国の東北地域ほど寒くはないが、日本には室内のスケートリンクが非常にたくさんある。炎天下の夏であっても、いつでもスケートができる場所を見つけることができる。多くの南方出身の人がスケートシューズを履いてスケートをした経験がない中国の事情とは大きく異なっている。
スケート人口が多く、普及度が高い日本では、フィギュアスケートはおのずと高い注目を集める。テレビで生中継されるスポーツの中でも、フィギュアスケートは一貫して日本国民が最も好むスポーツ番組の1つとなっている。フィギュアスケート選手はスタイルが良いだけでなく、見た目も美しく、メダルを獲得したスケート選手は日本ではアイドル並みの人気を誇る。
このように、日本ではフィギュアスケートの人気が非常に高いことから、日本企業も積極的にフィギュアスケート大会のスポンサー企業に名乗りを上げている。国際スケート連盟のスポンサー企業11社のうち、現在8社が日本企業だ。今回、上海で開催された世界フィギュアスケート選手権のスポンサー企業もほとんどが日本企業だった。このため日本ではフィギュアスケートは最も潤沢な資金を誇るスポーツの一つとなっている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年4月2日