中央反腐敗調整チームの統一的計画に基づき、公安部(公安省)は特別行動「猟狐(キツネ狩り)2015」を1日から展開することを決定した。国外逃亡した経済犯罪容疑者、国外逃亡した党員や国家公務員、汚職事件の国外逃亡者が重点的対象だ。新京報が伝えた。
「猟狐2015」弁公室長を務める公安部(公安省)の劉冬・経偵局副局長が31日、報道陣の取材に応じた。
■帰国勧告を優先
記者:「猟狐2015」が「猟狐2014」と異なる点は?
劉冬氏:「猟狐2015」は「猟狐2014」の継続であると同時に、国際逃亡犯逮捕・不法取得資産没収の「天網行動」の一部でもあり、間違いなく一層多くの意義を持たせる。つまり逃亡した普通の経済犯罪容疑者を逮捕するだけでなく、今年の活動では党員や国有企業の職務犯罪、汚職事件の容疑者が重点となる。
記者:国外逃亡した容疑者はどのように出国したのか。どのようにして有効に国に連れ戻すのか。
劉冬氏:逃亡ルートは様々だ。観光、ビジネスビザによる合法的ルートもあれば、国内で他人になりすましてから出国するものもある。実践の過程でわれわれは帰国勧告を優先的方法とすべきことに気づいた。容疑者自身が速やかに帰国して処罰を受ければ迅速でコストも節約できる。