大学4年生が卒業するまで、残り100日を切った。この時期、多くの学生にとって、就職先を見つけることが最大の関心事となっている。中国大手のSNS「人人網」は31日、大卒予定者の就職状況に関する調査・統計データを発表した。現時点で、大卒予定者の50.9%がまだ就職先から内定をもらっていないと回答している。就職のプレッシャーが大きい反面、大学生の待遇への希望は決して低くない。全国の調査によると、4割を超える学生が8000元(約15万5000円)~10000元(19万3500円)の初任給を望んでいるという。重慶では、この割合が3割弱だった。重慶晩報が伝えた。
■90年代生まれの大卒予定者の初任給の希望は比較的高め
90年代生まれの大卒予定者は、初任給に対してどのような期待を抱いているのだろうか?人人網の調査によると、90年代生まれの大卒予定者の初任給に対する希望は比較的高いことがわかった。重慶では、初任給2000元(約3万8700円)~4000元(約7万7400円)を希望する人は全体の15.8%、4000元~6000元(約11万6100円)を希望する人は、全体の38.7%、6000元~8000元(15万4800円)を希望する人は、全体の12.3%、8000元~10000元を希望する人は、全体の28.1%にも達した。また、希望初任給が1000元(約1万9350円)~2000元の人は、90年代生まれ世代ではわずか5.1%だった。
すでに数年間仕事をしている人の給与の水準はどのぐらいなのか?統計によると、一線都市である上海の2013年平均年収は6万9521元(約134万5231円)で、平均月収は5739元(約11万1049円)だった。