上海在住の米国人・リンジー・ジャーニガンさん(25)は、中国の若者達が、やたらに流行だけを追って、自分の英語名としてレディ・ガガやエルビス・プレスリーのような「奇奇怪怪な名前」をつけるのを止めてほしいと願っている。そして、彼らの英語名に対する間違った考え方を改めたいと思っている。米華僑報の報道を引用して中国新聞網が報じた。
デイリー・テレグラフ紙(電子版)によると、ジャーニガンさんは、中国の若者が自分の英語名を決める上で「マズイ選択」をしていることについて取り上げ、そのような状況に対して「宣戦布告」した。彼女は、自分の顧客が「レディ・ガガ」のような名前を名乗らないよう、行動を起こそうと決心したのだ。
ジャーニガンさんは、「中国人は、外国人の友人や同僚が、中国語の発音に難しさを感じていることから、英語名を名乗るケースが多い。だが、彼らが考える英語名は、実際には、ほとんどが耐えられない代物だ」と指摘する。
このような状況を変えるために、ジャーニガンさんはこのほど、適切な自分の英語名を探せない中国人のために、「ベスト・イングリッシュ・ネーム(最上の英語名)」というサイトを開通した。上海に住んでいるジャーニガンさんは、「マズイ英語名を名乗ると、他人に笑われますよ」と警告する。
ジャーニガンさんは次のように続けた。
名前は、他人に対するあなたの第一印象であり、あなた個人のブランドでありシンボルだ。したがって、あなたが名乗る英語名が、他人に奇妙な印象を与える、あるいは誤解を引き起こすものならば、これからのやり取り、対話、さらに深いお付き合いにマイナスに作用する恐れがある。