設計図
2010年上海万博のベストシティ実践エリアに建てられたロンドン「ゼロ炭素館」を覚えているだろうか?今年のミラノ万博では、この炭素館を上回る省エネ・環境保護技術が登場し、「中国企業連合館」の屋上には「中国ドリームガーデン(原文・中国夢花園)」が設営される。新華網が伝えた。
中国ドリームガーデンは、中国企業連合館とミラノ万博が共同で実施する「ゼロ炭素計画」の内容の一つだ。「ゼロ炭素計画」は、世界トップクラスの低炭素技術研究者・実践者を招き、万博会場で技術の展示とPRを行うプロジェクト。上海現代サービス業連合会の陳碩・副会長によると、中国ドリームガーデンでは、中国の先進的な低炭素技術が展示される。これには世界で初めて薄膜太陽電池を採用した屋上の床発電システム、雨水の収集による飲用水の供給システム、天然のつる性植物による空気清浄システムなどが含まれる。中国ドリームガーデンでは雨水の収集によって形成される水流を使い、水のカーテンに映像を投影し、低炭素生活の理念と実践を来場者にPRする。
このほか、上海市民はミラノ万博で展示される「ゼロ炭素計画」の技術を身近に体験することができる。陳副会長によると、「未来体験キャンプ」と呼ばれるゼロ炭素プロジェクトが年内に上海に入居する。同プロジェクトは2050年の日常を体験することをテーマとし、体験者は未来の生態農業テクノロジーを学び、自動運転EVの乗車をシミュレートし、太陽光飛行機・船舶を体験することができる。「体験キャンプ」のすべてのエネルギーは太陽電池によって提供される。飲用水も雨水を浄化したもので、かつすべての廃棄物が100%生分解される。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月2日