竹炭は、日常生活で身近に見かけるモノだ。マイホームをリフォームした時や新車を買った際に、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収してくれる竹炭の入った包みを家や車に置く人は多い。だが、あるネットユーザーが、「有害物質を目いっぱい吸収した竹炭は、今度はその汚染物質を再び放出する性質があり、反対に汚染源と成り得る」と指摘した。この意見は果たして真実なのか?金陵晩報が伝えた。
清華大学建物環境測定センターで、竹炭の測定実験を行った。実験では、吸収材の性能測定装置を用いて、有害物質であるホルムアルデヒドに対する竹炭の吸収能力が測定された。
実験スタッフは、「この装置は、一定濃度のホルムアルデヒドを発生させることができる。発生させたホルムアルデヒドを、ホースを通じて、竹炭の入っているU字管に入れる。同時に、U字管に入る気体と出る気体に含まれるホルムアルデヒド濃度を、専門機器を使ってモニタリングする」と説明した。
実験が始まって6時間後、U字管の中の竹炭が吸収したホルムアルデヒドが飽和状態に達した。その時点で、炭100グラムが約910ミリグラムのホルムアルデヒドを吸収していた。
ホルムアルデヒドを吸収した竹炭は、本当にそれを再び放出するのだろうか?測定を続けた。
実験スタッフが容量30リットルの環境試験装置を用意した。装置内の空気のホルムアルデヒド含有量はゼロ。
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