お盆は先祖の霊が子孫のもとを訪れる日とされている。東京は新暦の7月15日だが、地方では旧暦に行なうため8月15日であるところが多いので、お盆といえば8月の行事を指すことがほとんど。お盆は各地でいろいろなしきたりがあるが、基本はどこも墓参りだ。また、帰って来る先祖の目印になるよう家の前で火を焚く「迎え火」や先祖があの世へ帰るときに焚く「送り火」、一族が集まって飲食をするといった習慣もある。そのため、お盆には必ず帰省するという人も多いので、お盆には仕事を休む会社が少なくない。この時期の高速道路や新幹線などは一年で一番混雑する。お寺の境内などで地域の民謡に合わせ輪になって踊る「盆踊り」も日本特有の習慣だ。迷信として「お盆の時期に水へ入ってはいけない」とか「殺生をしてはいけない」ということも言われ、信心深い人は殺生につながる「なまぐさ」とよばれる肉や魚を食べない。>>
(編集XM)
「人民網日本語版」2015年4月3日