日本の桜は中国のヒマラヤ山脈が原産だ。ヒマラヤの桜が人工栽培されるようになり、長江流域、西南地域、台湾島へと徐々に伝来した。これは日本の桜の専門書「桜大鑑」に書いてあることだ。
中国の桜と日本の桜の最大の違いは、日本の桜の花びらは重なっているが、野桜、山桜ともに1枚ずつ。鑑賞には日本の桜は、より艶やかに咲き誇る。野桜、山桜は総じて淡泊な風情で、木の寿命も短い。もっとも野桜、山桜の花は20日以上咲き続け、日本の桜の花より1週間ほど長い。
桜は中国に起源があり、日本で有名になった。日本には桜栽培で1千年以上の歴史があるが、85%以上が花の白い品種だ。中国は現在、独自に桜を栽培しており、花の咲く時期は日本より長く、色も品種も日本より多い。数年にわたって普及に努めてきた結果、今では桜の栽培面積は5万ムー(約3333ヘクタール)を超えて世界一だ。
2010年に、中国の高校生を対象とした日本に対するイメージ調査で、その多くが「日本は礼儀正しい」「両国の見通しは明るい」など、前向きな回答を示した。 アンケート用紙計500部を配布し回収した。うち有効回答部数は456部。調査は北京第19中学など5つの学校で、17歳前後の生徒を対象に行った。男女比率は男子生徒18%、女子生徒82%。文系と理系は各半分。
アニメとホラー映画の生産大国といえば、ほとんどの人が日本と答えるだろう。では、日本のシンボルだとどうだろうか。世界に誉れ高い「さくら」と「富士山」を、最も代表的な風景としても、その名に恥じることはないだろう。今回の調査では、最も多くの生徒が日本の第一印象として、さくらと富士山を選んだ。
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