今年も桜の季節が巡ってきた。某韓国メディアがこのほど、「日本の桜の中でも最も有名なソメイヨシノの原産地は韓国済州島であり、花見も韓国の文化だ」と報じた。この報道は、日本のメディアの猛烈な反発を招いた。
桜の起源をめぐる論争について、中国植物学会植物園分会の張佐双・理事は、簡単に言えば、桜の起源は中国にあり、日本で大きく発展した。韓国は特に何の関係もない。国家のソフトパワーである桜文化を、日韓両国はともに大変重視していと主張した。>>>詳細へ
桜は中国に起源がある。お花見は中国の伝統的行事の一つで、唐時代にはすでにその習慣があった。中唐の大詩人・劉禹錫は詩の中で、「桜桃 千葉の枝、照耀 雪天のごとし」(枝という枝に桜の花が咲き、その輝きは真っ白い雪の日のようにあたり一面を包んでいる、の意)と桜をたたえた。その後、桜は日本に伝わり、日本ではお花見が重要な民間行事になった。