日本の友好植樹団の代表27人が3日、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館を訪れ、犠牲者に献花した。中国新聞網が伝えた。
現場で日中協会の白西紳一郎理事長は、すでに30年続けて南京を訪れ南京大虐殺の犠牲者を追悼しており、より多くの日本人がこの活動に参加することを希望すると語った。
これら日本の高齢者は30年にわたり毎年、南京を訪れて植樹活動を行ってきたが、高齢者の中にはすでにこの世を去った人もいる。南京現地の公園では、中国侵略日本軍の元兵士の高齢者や教師・学生、公務員など1千人が5万本以上の「平和の木」を植えている。
日本植樹団の27人のうち、17歳の高校生、横山貴大さんは今年、祖父母の「後を継いで」南京を訪れて2度目となる中日友好活動に参加した。「日本で、学生たちにも教えられていないことが、ここで、日本が今までやってきた真実を見ることができて、心がちょっと痛くなっています」と語る。
続いて同記念館の追悼場無字碑の前で、訪中団の高齢者や若者は献花と黙祷を行い、南京大虐殺で犠牲になった30万人の中国人を追悼した。30年前の植樹の際の古い碑の前で、白西紳一郎氏らは「植樹30周年記念」の新たな碑の除幕を行った。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月7日