日本・新潟県は高品質の米の産地で有名だが、同県は豊かな地下水をよりどころに数多くの日本酒醸造企業がある。1548年に創業した吉乃川は同県で歴史が最も長い醸造企業で、また日本で創業年数ランキング5位の企業でもある。
新潟県は優れた米を生産する。日本最長の河川である信濃川が同県を流れ、また同県は降雪量が多いことから、地下水資源が豊富だ。その恩恵を受け、同県長岡市には数多くの醸造企業や醤油企業、調味料企業などが集まっており、吉乃川も同市に位置する。
吉乃川の従業員によると、同社では高品質の水と米を使用している。現地の水は「天下甘露泉」と呼ばれ、これがよい酒を作るうえで重要だ。使用する米は協定により現地の農家に日本酒醸造用の専用の高品質な米の生産を委託している。また新潟県は雪が多いため、空気中のホコリや塵などを吸着し、よい酒を醸造するのに適した自然環境を提供している。同社では多くの機械も使用しているが、醸造過程は完全に自動化されているのではなく、伝統的な醸造技法も使用して酒の特徴を確保している。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月8日
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