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世界初のケロシン燃料ロケットエンジン、試験に成功

人民網日本語版 2015年04月15日13:51

中国製ロケットに、新たな「食糧」が追加された。世界初の液体酸素/ケロシン航空燃料を採用したロケットエンジンが4月12日11時30分、秦嶺山脈の北麓に位置する中国航天科技集団第六研究院の試験区で加熱試験に成功した。液体酸素/ケロシン燃料が宇宙事業に応用されたのは世界初。

神華集団のオルドス100万トン級石炭直接液化モデルプロジェクトは、世界で初めて大規模装置による検証に合格した、近代的で成熟したプロジェクトだ。中国は同プロジェクトの独自の知的財産権を有する。この石炭によって生成されたケロシンは、大比重、単位体積当たりの発熱量が大きい、酸化の安定性が高いといった特徴を持ち、航空燃料の潜在的な代替品になる。

神華集団の広報担当者である孟堅氏は、「これは当社にとって、軸重30トン大型列車、超低排出石炭発電所に続く新たな奇跡だ。当社のロケットエンジン燃料は、航空燃料に乏しい中国にとって得難い戦略的供給源となる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月15日

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