アジアインフラ投資銀行(AIIB)首席交渉代表会議の議長を務める財政部(財務省)の史耀斌副部長はこのほど、「4月15日の時点で、AIIBの創設メンバーとして参加の意向を示した国は57カ国になった。3月31日までに参加申請書を提出した国はいずれも多国間の意見聴取手続きを終え、すでに創設メンバーになっている」と述べた。57カ国はアジアの国が37カ国、アジア以外の国が20カ国で、アジア、オセアニア、欧州、中南米、アフリカの5大陸をカバーする。人民日報が伝えた。
57カ国は次の通り。
オーストリア、オーストラリア、アゼルバイジャン、バングラディシュ、ブラジル、ブルネイ、カンボジア、中国、デンマーク、エジプト、フランス、フィンランド、グルジア、ドイツ、アイスランド、インド、インドネシア、イラン、イスラエル、イタリア、ヨルダン、カザフスタン、韓国、クウェート、キルギス、ラオス、ルクセンブルク、マレーシア、モルディブ、マルタ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、オマーン、パキスタン、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、カタール、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スリランカ、スウェーデン、スイス、タジキスタン、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)、英国、ウズベキスタン、ベトナム。
史副部長は、「創設メンバーとしての参加の受け入れは終了したが、これからも引き続き新たなメンバーを受け入れる。AIIB創設作業計画に基づき、各国は今年4月末に北京で、5月末にシンガポールで、AIIB創設に向けた第4回と第5回の首席交渉代表会議を開催してAIIBのルール草案について話し合い、6月末までにルールの調印を終える予定だ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月16日