このほど上海で開幕した「慈悲あるのみ:楊恵姍・今生大願20周年記念展」において、世界最大のガラス製仏像がお披露目された。人民日報海外版が報じた。
高さ2メートルのこのガラス製千手観音は、台湾のガラス芸術家・楊恵姍さんが、敦煌・莫高窟の元代の壁画を模倣して制作した作品。制作期間は4年、制作に参加した職人は100人を上回り、使用された耐火タイプの石膏材とガラス原料はいずれも4トン、高さ5メートルの特大窯をカスタムメイドで調達、制作費は総額2千万元(約3億8千万円)を上回った。この観音像は、ガラス芸術史上、現存している世界で最も大きくかつ最も精巧に作られた仏像芸術作品となった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月20日