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中国映画レポート 儲かるのはコメディ、損するのは歴史物

人民網日本語版 2015年04月21日13:18

「2009年-2014年中国映画投資回収率」の統計データがこのほど発表された。これは、華誼兄弟(フアイ・ブラザーズ・メディア)、博納影業(ボナ・フィルム・グループ)、小馬奔騰、光線傳媒(ENLIGHT MEDIA)など国内の大手映画制作会社の興行成績をサンプルに、6年間の興行収入ランキング24位までの映画の投資回収率をまとめたもの。データによると、投資回収率が最も高いジャンルは、低予算コメディ映画と都市型恋愛映画で、中国で一時期ブームとなった歴史を題材にした映画の投資回収率は一貫して低かった。人民日報が伝えた。

この10年間、中国の映画業界は爆発的に発展し、国内の映画興行収入は十数年前の9億元(約173億円)から300億元(約5800億円)近くにまで拡大した。多くの人々にとって、興行収入は映画の成否を測る最大の指標となっている。しかし、制作費という尺度を加えると、映画の背後にある投資回収率が、「儲かったかどうか」を測る信頼できる指標となる。

データを見ると、興行収入の多い作品が利益を上げているとは限らないことがわかる。2009年から2014年に公開された映画の中で最も回収率が高かったのは、2011年に公開された「失恋33天(原題)」で、わずか2000万元(約3億8500万円)の制作費にもかかわらず、制作会社は最終的に668%の投資回収率を達成した。これと比較して、同年の制作費6億元(約115億円)をかけて撮影した張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「金陵13釵(原題)」は、この年の興行収入ランキングで1位となったが、投資回収率はマイナス56%となっている。


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