中日韓安全協力国際シンポジウムが27日、北京で開幕した。3カ国の外交、安全保障研究機構などからの専門家、学者約50人が出席した。中国新聞網が伝えた。
このシンポジウムは中国国際問題研究院の主催によるもの。中国外交部(外務省)の孔鉉佑アジア局長、宮本雄二元駐中国大使、丁相基(チョン・サンギ)元韓国外務省北東アジア協力大使、中日韓協力事務局の岩谷滋雄事務局長、中国国際問題研究院の阮宗澤副院長らが開幕式に出席し、挨拶を述べた。
主催者側は、今回のシンポジウム開催に至った経緯について、「近年、中日韓3カ国間の人的往来や経済・貿易の交流は拡大した一方、歴史問題や現実の問題で、安全協力がはるかに遅れている。2014年末以来、中日の間で合意した4つの原則的共通認識をきっかけに、中日、中韓関係はやや改善し、3カ国の高官級会合や外相会議も実現した。この背景の下で、3カ国の学術機関が安全協力に関するシンポジウムを開催し、安全協力の深化について検討することとなった」と紹介した。
2日間にわたるシンポジウム開催期間中、学者らは北東アジアの安全情勢や中日韓の安保理念と政策、3カ国の安全協力が直面している課題、安全協力の強化を目指す方策などの議題をめぐって検討する。(編集LX)
「人民網日本語版」2015年4月28日
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