中国国際救援隊、カトマンズ北部地区の捜索活動を終了

ネパール大地震被災地で救助活動に携わっている中国国際救援隊は28日、取材に対し、「現時点で、被害が深刻だったカトマンズ北部地区の捜索活動をほぼ完了、2人を救出した。今後は、カトマンズ南部と周辺部に救助活動の範囲を拡大していく」と語った。新華網が伝えた。

中国国際救援隊は、28日未明までに、カトマンズ市北部・東北部・西北部3カ所の主要エリアでの捜索活動をほぼ終了した。26日夕方と28日未明には、カトマンズ西北部の居住区域で、身動きが取れなくなっていた2人の男性を救出した。現地政府、軍隊、住民によると、これらの地域では、新たに生存者が見つかる可能性は低いと予想される。救援隊は、現在の捜索地域での捜索・救助活動を続けるほか、一部隊員を他の業務に回すことを検討している。また、捜索対象地域をカトマンズ南部や周辺部に適宜拡大していく計画だ。

中国国際救援隊のほか、藍天（青空）救援隊、藍豹救援隊など中国の民間救援隊も、続々とカトマンズに駆けつけ、捜索救助活動を繰り広げている。また、成都軍区医療防疫救援隊も27日夜、カトマンズのベースキャンプに到着、医療防疫活動に向けた準備を進めている。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年4月28日