「核拡散防止条約」検討会議開催　中米日の立場に注目 (2)

　中国の李保東・外交副部長（副外相）は、中国側の主張として次の3つを挙げた。第一に、平和と安定の維持を堅持し、安全分野の不確定・不安定な要素を減少させる。第二に、平等・公正を揺るぎなく促進し、核分野のグローバルガバナンスの利益を各国に受けさせる。第三に、協力とウィンウィンを揺るぎなく追求し、各国政府と国際・地域組織、民間社会が幅広く参加し互いに認め合う運命共同体を形成する。

　李氏はさらに、核分野のグローバルガバナンスの推進に対する中国の貢献を紹介し、「中国は核軍縮プロセスの忠実な支持者であり、核不拡散体系の堅固な守護者であり、原子力の平和利用の積極的な推進者でもある」と語った。今月24日には、中国の全国人民代表大会は議定書「中央アジア核兵器フリーゾーン条約」を審議・認可した。中国はさらに、東南アジア諸国連合の国々と議定書「東南アジア核兵器フリーゾーン条約」で指摘されていた問題について解決し、議定書はまもなくの締結が期待されている。中国はさらに、大量破壊兵器フリーゾーンを中東に設立する国際会議のできるだけ早い開催を支援する方針も示している。（編集MA）

　「人民網日本語版」2015年4月29日