山東省の女性が警察官に一目ぼれ　警察が微博で「一斉捜査」

山東省濰坊市のあるネットユーザーが4月30日、同市のある交通警察官の微博(ウェイボー)に、「ちょっとお願いがあります。今日午後、向陽路を通った時、友人がイケメンの交通警察官を見て、一目ぼれしました。その警察官のことを教えてくれませんか」とツイート。同市交通警察が今月2日に、微博の公式アカウントで、「捜索実施」を約束し、その後、「その警察官は既婚者であることが分かった」と報告、「濰坊は広いので、他の十字路の警官も見てみてください」と投稿し、大きな話題になっている。人民網が報じた。

ネットユーザーからの「捜索願い」のツイートを受け、同市交通警察支隊交通警察公共関係弁公室は今月2日、微博の公式アカウントで、「全力を尽くして、その警察官を『捜査』しています。もし、独身と分かれば、カップル誕生を実現できるよう、全力で相応の対策を取ります」とリツイートした。

同アカウントには、100万人以上のフォロワーがおり、同リツイートはすぐに大きな話題となった。

1回目のリツイートから約1時間後、同アカウントはさらに、「調べたところ、その警察官は、濰坊交通警察濰城大隊駅中隊に勤める鄭亮亮であることが分かったものの、既婚者でした」と再びリツイート。「お嬢さん。あなたが嫌なのではなく、法律が許しません。濰坊は広いので、他の十字路の警官も見てみてください。幸福を祈ってます！」とした。

このやりとりに、ネットユーザーからは、「笑ってしまった。とても親切」、「これからは十字路をよく観察しよう」、「親しみやすくていい」などの声が寄せられ、メーデーに合わせた3連休(1-3日)中の話題をさらった。

同市の交通警察支隊は2011年に微博の公式アカウントを開設し、12年には交通警察公共関係弁公室も設置。同弁公室は微博や微信の公式アカウント、ホットライン、ニュースメディアなどを通して、市民の質問に答えたり、市民に便利なサービスを提供したり、事故処理などの業務において、大きな役割を果たしてきた。微博の同アカウントは、山東省、ひいては中国全土の政務関連のアカウントの中でも、先を進む存在となっている。(編集KN）

「人民網日本語版」2015年5月5日