彼女は笑うことが好きなウイグル族の若い女性で、人も羨むような白い肌と澄んだ瞳をしている。警察官の家庭に生まれ、警察学校卒業後に特殊警察総隊訓練基地で働くようになった彼女の名前は哈力仙·依明江という。中国警察網が伝えた。
哈力仙さんの父親は警察官で、夫は国境警備に当たる武装警察だ。最も愛する男性のうち一人は故郷を守り、一人は国境警備の仕事についている。2013年5月、彼女と夫の帕肉克·牙生さんは結婚し、甘いハネムーンを過ごした後、ある問題が立ちはだかっている。夫は700キロ以上離れた国境警備派出所で働き、1カ月のうち1回しか家に帰ることができない。時にはやっとのことで烏魯木斉(ウルムチ)に帰ってきても、彼女の当直勤務にあたってしまうこともある。
夫について語ると、哈力仙さんは真剣な顔になる。「私たちの間にはロマンスは少なく、互いに対する約束も少ないかもしれない。あるのは互いに対する無言の強い意志と責任だけかもしれない。たぶん職業的な習慣なのだろう。私たちは責任という言葉に対してより理解が深い」。
「私の兄、いとこ、弟もみんな警察官だ」。彼女は誇らしげに笑う。「一家に8人の警察官がいるのだから、戦闘力は強いですよ!唯一残念なのは、新年に家族が集まる時にいつも誰かが当直勤務で、皆がそろうことがないことです」。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年8月14日