中露合同軍事演習「海上連合-2015(Ⅰ)」が現地時間11日午前、ロシア・ノヴォロシースクで開幕した。軍事専門家の尹卓氏は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに「今回の中露海上合同演習では双方共に主力艦艇を披露した。これは中露の相互信頼の深まりを物語っている。人々は今後、中国軍艦艇が常態的に遠洋に出現することに慣れるべきだ」と表明した。人民網が伝えた。
尹氏は今回の演習の特徴として次の2つを挙げた。
(1)双方の参加艦艇がいずれも主力艦艇であり、今後本当に戦争が起きた際に出動する艦艇でもある。中国側の「臨沂」と「濰坊」は最先端の054A級護衛艦で、補給艦「微山湖」は護送行動に数度参加した。ロシア側の巡洋艦「モスクワ」は黒海艦隊の旗艦であり、他の参加艦艇もいずれもロシア海軍の主力艦艇だ。今回の中露海上合同演習では双方共に主力艦艇を披露した。これは中露の軍事的相互信頼の深まりを物語っている。
(2)演習区域が中国から比較的遠く、われわれは初めて地中海で演習を行う。これは中国海軍にとって新たな挑戦であると同時に、われわれの国益と安全保障上の利益が拡大しており、遠洋で守るべき常態的利益が多くあることも物語っている。人々は今後、中国軍艦艇が常態的に遠洋に出現することに慣れるべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月14日