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専門家が読み解く中国海軍の地中海軍事演習

人民網日本語版 2015年05月13日08:57

 中露合同軍事演習「海上連合-2015(1)」が11日に始まった。中露両軍の合同軍事演習はすでに常態化された協力形式となっている。2003年から現在までに中露が組織、参加した二国間、多国間合同軍事演習は10回余りに上る。このうち海上合同軍事演習は「平和藍盾-2009」「海上連合-2012」「海上連合-2013」、中露初の地中海合同軍事演習、「海上連合-2014」の5回だ。中国新聞網が伝えた。

■演習の注目点

 今回の軍事演習は「海上連合」シリーズ演習の延長、深化だ。遠洋航行の安全維持を課題に、海上防御、海上補給、護送行動、海上輸送の安全確保の合同行動と武器を実際に用いた訓練を行う。

 軍事専門家の張軍社氏は「今回の演習の注目点は双方の協同海上防御にある。対潜、防空、対艦の三方面を含み、空中、海上、水中から敵の脅威を受けたと想定し、艦艇のレーダーとソナーの情報を共有する」と指摘した。

■演習の戦略的考慮

 今回の演習は地中海で実施されることから大きな注目を集めている。中露双方はすでに今回の軍事演習について通常の演習であり、地域情勢とは無関係だと強調しているが、西側メディアは行き過ぎた解釈に熱中しており、「中露初の地中海合同演習」と報じた外国メディアさえある。

 実際には、中国海軍が地中海で演習を行うのは今回で2回目だ。2014年1月25日に中露は地中海での初の合同軍事演習を実施した。ロシア側は1000人近く、中国側は約200人が参加。ロシア北方艦隊の重原子力ミサイル巡洋艦「ピョートル・ヴェリーキイ」と中国海軍の護衛艦「塩城」などが参加した。


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