于中美(JongMay Urbonya)さんにとって、中国は第2の故郷だ。大連で生まれた、この21歳の米国人女性は、中国の民族舞踊に心酔している。まだ小学校に上がらないうちに、東北二人転(中国東北部で300年の歴史をもつ伝統的芸能)を踊り始め、米国に帰国した後も、繰り返し中国舞踊を学び続けた。ついには、中国の大学に留学し、舞踊を学ぶことにした。彼女は、北京について、「とても親しみを感じる都市」という印象を抱いており、古い家々の街並みや路地をこよなく愛している。中国青年報が報じた。
于中美さんは、北京に住んでいる、ごく一般的な外国人の若者だ。北京に住む外国人青年は、どのような国家から集まっているのだろうか?中国のどんなところに興味を抱いているのだろうか?中国共産主義青年団北京市委員会(団北京市委)は、2014年前後に、留学や就労で北京に6カ月以上居住している18歳から35歳までの外国人青年を対象としたサンプリング調査を実施した。
〇出身国:韓国と米国が最多 興味の対象:「中国文化」
調査の対象となった86カ国・地域の外国人青年のうち、数量的に最も多かった上位4か国は順次、韓国(18.6%)、米国(12.0 %)、日本(6.4%)、カナダ(6.1%)。これら4カ国出身の外国人青年が、全体の43.1%を占めた。
外国人青年は、中国の文化を愛している。「中国に来た目的は中国の文化を学ぶため」と答えた人が多くを占め、「中国文化に非常に興味を抱いている」人は79.7%に上り、具体的な興味の内容は、「飲食・グルメ」「民俗・祝祭日」「伝統演劇・文芸」などだった。