ストレスを可視化するソフト、自動運転車、食品の使用期限を調べることのできるラベル――5月16−24日は、全国科学技術ウィークだ。北京科学技術ウィークのイベントには、さまざまな創意あふれるスマートで革新的な製品が登場し、人々を驚かせ、科学技術の祭典を盛り上げた。人民日報海外版が伝えた。
◆より安全な自動運転
運転手がいなくても安全運転できるとは、想像できるだろうか?
同イベントの開催地である民族文化宮に足を踏み入れると、入口付近のブースに展示されている北汽集団製のホワイトの新エネ自動運転車が目に入る。この「京竜2号」と呼ばれる自動車の周辺には、好奇心旺盛な人々が押し寄せていた。
同社の技術担当者、北京聯合大学の楊青エンジニアは、「斜めにずれて走行すると、視覚と聴覚の警告を発し、ハンドルと座席を揺らす」と説明した。これは安全を保証する機能の一つだ。同システムはカメラによって前方の道の画像を撮影し、その中から白線・黄色線を見つけ出す。もし運転手がその間を走行していなければ、システムはさまざまな警報を発する。
◆プレッシャーを可視化
指にセンサを取り付けた男性が、パソコンの前で自分の心理を可視化した図に見入っていた。雨の後に虹が現れ、一本の大木が新芽を出した。彼は笑いながら、「私の心理状態は健康的だ」と話した。
これはプレッシャーと気持ちを調べるソフト・システムだ。設備は被験者の心拍数、脈拍数、血中酸素濃度などの生体シグナルを捕捉することで、プレッシャーと気持ちの指数を分析・評価し、これを可視化すると同時に気持ちの整理をするよう指示を出す。