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中日比較 日本の在宅介護の現状と模索 (4)

人民網日本語版 2015年05月22日10:50

しかし、高齢者の身体の機能が衰えるにつれ、若い頃の居住環境に適さなくなってくることが出てくる。このため、野口氏は、「日本は住宅を建てる時に、比較的、室空間の可動性を重視する。高齢になり、足が不自由になった時に、自分の特定のニーズに合わせて部屋の間取りを変えることができるからだ」と説明する。

こういった家の理念は今まさに中国でも定着しつつある。中国建築標準設計研究院が研究開発したSI住宅内装修システムは、構造の支柱や配管、内装のインフィルを分離させるスタイルで、住宅に構造耐久性や室内空間のフレキシブル性、インフィルの更新といった特質を備えさせたほか、建築産業化の生産方式で長寿命化、高品質、省電力が持続可能な新型住宅の建築を実現させた。

民生部北京職業管理学院の成海軍教授によると、中国では、現在自宅介護サービス分野にも非常に大きな欠如と苦境が存在しており、社会のニーズを満足させられていないという。高齢者向け住宅のほかに、デイサービスセンターや宅老所、高齢者活動センター、家庭サービスセンター、高齢者向け配色サービス施設などを建設および完備することで、自宅介護サービスに必要な基本的な物質的条件を整備していくべきだという。具体的には、地域内の高齢者介護サービス施設の建設、介護資源の整理統合、自宅介護サービス情報のプラットフォーム建設などを含む措置をとる必要がある。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年5月22日            


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