中国の習近平主席と日本の安倍晋三首相は、昨年11月と今年4月に2度の首脳会談を行っている。この新たな情勢を背景に、日本の3000人訪中団が北京を訪れるなど、新たな友好交流活動が展開されている。中日関係は今後も安定を保ち続けることができるのか?関係が引き続き緩和し、大きく発展していくのだろうか?2012年11月の中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、習近平主席が中日関係についてどのような発言をしてきたのかを、以下にまとめた。人民網が伝えた。
(1)歴史を心に刻むことは、未来を切り開くため
○中日友好交流大会における演説
時間:2015年5月23日
場所:北京
今年は、中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利の70周年にあたる。当時、日本の軍国主義が犯した侵略犯罪は覆い隠すことが許されるものではなく、歴史的な真相は歪曲することが許されない。日本の軍国主義による侵略の歴史を歪曲し、美化しようと企むいかなる言行に対しても、中国およびアジア被害国の国民は、これを容認することはない。正義と良識ある日本国民も容認するはずがないと信じている。「前事を忘れざるは後事の師なり。」 歴史を心に刻むことは未来を切り開くためであり、戦争を忘れないことは平和を維持するためである。>>>詳細へ