■専門家 重大な歴史の好機をつかむ必要がある
会議に出席した多くの専門学者は、「北東アジア地域の経済協力の大きな背景の下、さらに6カ国間の観光資源の互換性が強化されることで、地域内の観光経済が地域独自の発展を果たし、観光業が地域性を発揮する支柱産業になることは間違いない」という見方を示している。
これに対し、中国観光協会の張越副秘書長はこの意見に同意し、「中韓首脳会談が行われて以来、中韓の文化観光協力はすでに歴史的なブレークスルーを実現した」と指摘した。これはもはや両国間の経済・人的・文化交流に限ったものではなく、全北東アジアの都市の文化交流分野で互いにメリットとなる大きな影響をもたらした。張氏は、「威海や仁川経済自由貿易区は両国の地方経済協力のモデルエリアとして、全国に先駆け新たな政策を試行し、互いに補完し合い、北東アジア都市の観光文化の発展の長期計画をより素晴らしいものにさせるものだ」と語った。
さらに張氏は、「各方面がこの重大な歴史的好機をつかみ、北東アジア都市の文化観光の発展における新時代をスタートさせよう」と述べた。
■外国側 「衛生的な都市、威海」は中韓貿易の中核地域となる
最も位の高い外国の来賓として会議に参加した韓国の与党・セヌリ党の咸珍圭(ハム・ジンギュ)議員は、「威海を中心とした地域は中韓両国間の中核的貿易地域になる可能性がある」として、「中韓FTAの決定は、中韓両国にとってだけでなく、北東アジア地域の発展にも重要な役割を担っている。中韓FTAの低関税や免税政策により、中韓両国間の貿易交流は今後大いに期待できる。最も衛生的な都市として、威海は多くのプロジェクトや企業の投資を惹きつけるだろう。またその中の威海新区は特に重要な重点地域となる」と語った。さらに咸氏は、「遠くない将来、この地域は中国と韓国の間の中核的貿易地域になることを確信している」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年6月3日