国内外のメディアから大きな注目を集める原寸大復刻版・豪華客船「タイタニック」がこのほど四川省遂寧市大英県で正式に組み立て作業を開始した。これは、タイタニック完成に向け、大きな一歩を踏み出したことを意味している。この復刻版タイタニックは、武昌船舶重工グループが建造を手掛け、四川省の民間企業・七星エネルギー投資グループが投資したもので、完成は2017年8月の予定。完成後、世界クラスのラグジュアリークルーズとして、四川省の大英郪江に永久停泊し、世界中の人々に豪華客船を見学・体験できる場を提供する。関係者によると、今月15日から香港で全世界に向けてチケットが発売され、2017年10月ごろに、正式に一般公開される予定だという。チケットの価格は、一晩約3000元(約6万円)~数十万元(数百万円)になる。
七星エネルギー投資グループ総経理の黄梨氏は、「船上では、船長が主催する盛大な晩餐会を楽しめ、食事のメニューも100年前と全く同じものが用意される。その後、ロマンチックな仮面舞踏会やアットホームなプールパーティー、ラスベガスの競技ゲームなどのアトラクションが次々と始まり、乗客に非日常な旅を提供する。また、「ローズルーム」では映画「タイタニック」に登場した、ジャックがローズの肖像画を描くシーンも実際に体験できるほか、タイタニックが氷山に衝突して沈没する様子を シミュレーションし、海中から命からがら避難する過程を疑似体験できる。さらに船上では、スカッシュコートや中東地域の伝統的な蒸し風呂も設置される予定だ」と説明した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年6月5日