クロージング上映作品に選ばれた中露合作映画「戦火中的芭蕾」は、中国の董亜春監督のほか、ロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフ監督が総監督を務め、中国とロシアの優秀な俳優陣が出演している。同映画は、実際に起きた歴史上の事件をモチーフにしており、抗日戦争の戦火の中、バレエをきっかけに恋に落ちた男女の国境を越えた美しい愛を描いている。また、日本が無条件降伏を宣言する直前に起こった残酷で悲しい最後の戦いを再現し、中露両国軍や国民が苦難を共にし、手を取り合って共同でファシストの侵略戦争に抵抗し、友情を築いていくシーンが展開される。今年は、中国人民抗日戦争および世界反ファシスズム戦争勝利70周年であり、この記念すべきタイミングで、「戦火中的芭蕾」が上海国際映画祭のクロージング上映作品に選ばれたことは、特に重要な意義を持つ。ニキータ・ミハルコフ監督も、「反ファシズム戦争において、中国とロシアはかつて共に戦った。この題材は両国の合作映画を撮る上で特別な意義を持つ」と語っている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年6月8日