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国務院調査チームによる「東方之星」転覆事故調査進む (2)

人民網日本語版 2015年06月11日15:43

4船舶での現場検証、証拠収集

船舶が引き上げられた後、専門家チームはすぐに船舶に乗り込み、操縦室などの重点場所の調査測量・撮影を行い、船に搭載されたGPS端末や監視ビデオデータなど鍵を握る物的証拠を収集、それらを復旧させて読み取り、転覆前の航行・操縦状態や事故に遭遇した際の対応状況などを把握した。

中国保険業監督管理委員会(保監会)によると、細かな統計を経て、保険業は、事故を起こした客船の船主、関連旅行会社、乗客・乗組員が加入していた各種保険340件から、総額9252万800元(約18億円)の保険金を支払うこととなった。このうち事故客船に関する保険金は計1570万元(約3億円)。中国人民財産保険重慶支社は、船舶保険金(オールリスク補償特約)として、重慶東方輪船公司に1千万元(約2億円)の保険金を支払った。旅行社責任保険の総額は1200万元(約2億4千万円)。乗客396人が加入していた各種人身傷害保険の総額は6169万3500元(約12億2400万円)。乗組員18人の人身傷害保険の総額は312万7300元(約6200万円)。

10日、今回の転覆で犠牲となった乗客の遺族は、転覆現場に近い湖北省荊州市監利県にある容城葬儀場へ遺品の確認・引き取りに詰めかけた。監利県の林志雄・副県長は、「今のところ、所持者が確認された遺品は323件あり、8省の担当者が、遺族に確認・引き取りに来るよう通知した。救出された乗客のひとり、張輝さんは9日夜に葬儀場を訪れ、自分の所持品を確認、引き取った。張さんは、「私は一命を取り留めただけではなく、一銭たりとも失うことはなかった」と述べた。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年6月11日


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