中国銀聯は16日、香港銀聯通宝有限公司(以下、銀通)への資本参加を表明した。銀聯はこれにより、銀通の戦略的投資家、取締役会のメンバーとなる。双方はモバイル決済分野で協力を深め、年内にも香港で銀聯のモバイル決済サービス「閃付(Quick Pass)」を打ち出すほか、モバイル端末によるリモートオンライン決済サービスを改良し、香港における多元的な決済ニーズを満たす。人民日報が伝えた。
中国銀聯の時文朝総裁は、「香港での銀聯カード業務は2004年に始まった。これは、銀聯にとって国際化戦略の出発点でもある。今回の戦略的協力関係の締結により、双方はモバイル決済分野で重要な進展を果たし、銀聯のサービスとカード所有者の水準を新たな高みに引き上げることができる。当社は今後も、銀聯カード業務が比較的成熟した香港などの市場で取り組みを強め、資源の統合・相互補完などを通じて、よりスピーディかつ効率的に決済産業の発展を推進し、ウィンウィンを実現していきたい」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年6月17日