不動産市場が徐々に回復の兆しをみせる中、北京市の豪邸市場は群雄割拠の時代を迎え、販売量が大幅に増加した。このほど行われた北京豪邸市場2015年1~5月販売量ランキング発表会で明らかにされたところによると、今年1~5月の北京不動産市場で販売価格が5千万元(1元は19.9円)を超える不動産プロジェクトの累計成約件数は108件に上り、2006年以降で最も多い件数になった。5億元(約100億円)を超えるプロジェクトが多数を占めたという。中国新聞網が伝えた。
このランキングは高級不動産を手がける亜豪房地産経紀有限公司と攸克地産が共同で発表したもので、販売件数では紫辰院が42件でトップ、2位は中海楓丹公館の39件、3位は汎海国際の33件だった。販売額をみると、保利海徳公園が7億3700万元で1位、2位は汎海国際、3位は万柳書院で、どちらも販売額は6億5千万元を超えた。紫御華府も5億元を超えた。
一連の政策がプラス材料となり、15年の北京豪邸市場では成約件数が急速に増加した。また多くの豪邸物件が今年のタイミングを選んで市場に投入され、単価が一平米当たり10万元を超えるプロジェクトだけでも年内に20件が市場に投入される見込みだ。
注目すべき点は、1~5月には北京で販売価格が一平米当たり6万元を超える豪邸39件が成約に至ったこと、同ランキングの成約件数上位10プロジェクトのうち、6プロジェクトは北京の西側地域にあり、市場の注目がこのエリアに集まっていることだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年6月15日