複数のセキュリティ分野の専門家チームが18日、米アップル社のモバイル・デスクトップ操作システムにセキュリティホールが存在することを明らかにした。このホールを利用して、ユーザーの暗証番号をはじめとする個人情報を盗み出すことが可能だという。「京華時報」が伝えた。
同チームはセキュリティの専門家6人で構成される。専門家は確認されたホールを利用して、悪意あるソフトウエアを作成し、これを一般的なアプリケーションに偽装し、アップルのアプリストア・アップストアに送り込んだ。ユーザーがこのアプリをダウンロードすると、ユーザーの携帯電話やコンピューターに入っているアプリのアカウント情報が悪意あるソフトによって盗まれる可能性がある。チームの責任者は、「この悪意あるソフトによって、権限を授与されていない状況下で他のアプリケーションの重要データにアクセスすることが可能になる。たとえばiCloud(アイクラウド)の暗証番号や画像、電子メールアプリ、グーグルクロームに保存されたインターネットのアカウントなどへのアクセスが可能になる」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年6月19日