外国の指導者はどんなものが好物なのだろう?山や海の珍味が好きなのだろうか?それとも庶民の味が好きなのだろうか?こってりしたものとあっさりしたものでは、どちらが好きなのだろう?新華網が報じた。
ロシアの革命家・ウラジーミル・レーニンは貴族出身で、豪華料理を食べて育った。それでも、ナデジダ・クルプスカヤ夫人は、「彼は夜、牛乳かヨーグルトを飲み、朝は卵を食べる。私が作るニシン料理はとてもおいしい。ここ数日は、パイも食べたい」と、庶民的な食品も好きであることを明かしている。
旧ソビエトの元最高指導者・ヨシフ・スターリンは、母親がコックで、おいしい物には目がなかった。そんなスターリンの好物は、グルジア料理のサツィヴィ(鶏のクルミソース煮)やムツヴァディ(串焼き)だった。
ロシア連邦政府庁舎のコック長は以前、取材に対して、「ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領はグルメ家ではないが、朝は、大麦やそば、オートミール、小麦などのお粥を食べる。一番の好物は、羊肉とナス、唐辛子、ジャガイモで作った料理」と明かしている。
ロシアのボリス・エリツィン初代大統領のナイーナ・エリツィナ夫人は、「エリツィンは、ジャガイモの炒め物と肉入りパイが好物」と明かしている。また、コックらも、「牛の睾丸や野生動物が好きだった。特に、野生の豚の肉が好きだった」と明かしている。
あるロシア人記者は、旧ロシア帝国の宮殿・クレムリンでのエピソードに迫る著書「Tales of a Kremlin Digger」の中で、「プーチン大統領は、日本料理が好物。プーチン大統領はある記者に、『朝は、蜂蜜をつけたチーズを食べる』と語ったことがある。おもしろいのは、プーチン大統領の祖父がコックで、レーニンレーやスターリンのために食事を作ったことがある点」と書いている。