韓国保健福祉省中央MERS対策本部は3日、MERS(中東呼吸器症候群)の感染者が多数出たソウルのサムスンソウル病院で、新たに看護師の感染が確認されたと発表した。感染者数は計184人となった。死者数は増えておらず33人。退院者は7人増えて計109人になった。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して報じた。
現在治療中の患者は42人で、うち30人の容体は安定しているものの、残りの12人は不安定という。
隔離対象者数は前日より171人減り2067人となった。隔離解除された人は前日より241人増の1万4062人となった。
韓国保健福祉省は2日の記者会見で、5日ぶりに新たな感染者が確認され感染者数は計183人になったとしていた。2日午前の時点の退院者数は5人増えて、計100人を突破していた。
韓国聯合ニュースは、新たな感染者が確認されたことで、韓国政府が終息を宣言する時期は延びると報道している。1日の時点で、4日連続で新たな感染者が確認されていなかったため、韓国政府は7月末にも、終息宣言をするのではないかとの見方が出ていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月3日