四川省や黒竜江省も年内にネットワーク加入へ
現在、ETCのユーザーは中国全土で約2000万人、1300万人だった今年の初めと比べると50%近く増加した。うちネットワークが構築されている18省のユーザーが約1508万人。一部の地域の都市では、同カードを利用して駐車料金を払うことができるほか、少額決済の分野にもサービスが拡大している。
また、ETCの車載器購入や取付、料金チャージなどにおける、優待政策も続々と打ち出されるほか、今年末までに中国全土のどこでも料金チャージが行えるようになる計画だ。その他、同部の計画では、今後数カ月の間に、吉林省や重慶、四川省、雲南省、甘粛省、青海省、寧夏回族自治区、内蒙古(モンゴル)自治区、黒竜江省、広西チワン族自治区、新疆維吾爾(ウイグル)自治区などもETCネットワークに加わることになっており、増加するETCユーザーにとっては一層便利になる。
北京・天津・河北省、ETCカードで駐車料金支払い可能へ
ETCネットワークが構築されて6年になる北京・天津・河北省では、1日から、新たな統一基準「ETCの路側機(RSU)の応用技術規範」が実施された。
同規範が実施されたことで、同3地のETCシステムの安定性や信頼性、通行成功率などが向上するほか、隣接チャネル干渉や誤作動の改善が期待されている。また、遠隔監視機能やネット監視機能なども新たに加わった。同規範実施後、ETCカードを作ったユーザーは、同3地の高速で利用できるほか、駐車料金の支払いにも使えるようになる見込みで、一層便利になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月3日