中国では、「広東の人はなんでも食べてしまう」と言われている。しかし、ニュースアプリ「今日頭条」が14日に同省広州市で発表した、ユーザーの閲読傾向を示すビッグデータによると、広東の人よりも、重慶の人のほうが、「ゲテモノ」に注目していることが分かった。中国新聞網が報じた。
広東料理は中国四大料理系統の1つで、 広東の人はグルメ家で知られる。広東料理は、大きく分けて広州料理、潮州料理、東江料理があり、最も代表的なのが広州料理。料理方法も、炒める、焼く、揚げる、煮込むなどさまざまで、色、香り、味、形にこだわる。
統計によると、広東の人のほか、上海や広西チワン族自治区、北京などの地域の人も広東省の美食に注目している。中国全土を見ると、女性より男性のほうが、広東省の美食に関する情報を見るのが好きだ。年齢別に見ると、広東省の美食に最も注目しているのは18-30歳。中国全土の最も人気がある広東省の点心は、エビ餃子。以下、雲吞、腸粉、蒸鳳爪、叉焼包と続いた。広東料理で人気なのは、乳鴿、焼鵝、蜜汁叉焼だ。
「広東の人は何でも食べてしまう」と言われるのにも理由があるが、統計によると、中国全土で最も「ゲテモノ」に注目しているのは重慶の人々。蛇やカイコのさなぎ、バロットが最も人気だ。その次が広東の人々。蛇やカイコのさなぎのほか、カエルなども好きだ。その他、吉林省や雲南省、湖南省、福建省、四川省、広西チワン族自治区、貴州省、江西省などの人も、「ゲテモノ好き」ランキングに名前を連ねている。
統計は、「今日頭条」のユーザー2億7000万人のうち、1日当たり2500万人のアクティブユーザーの閲読データをまとめたもの。広東省の1日当たりのアクティブユーザーは約300万人。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月16日