かつて中国全土のグルメ家たちを熱狂させたドキュメンタリーグルメ番組「舌で味わう中国」第3シーズンのクランクインセレモニーが12日、中国中央テレビ(CCTV)ドキュメンタリーチャンネルの番組プロモーションイベントで行われた。同シリーズのゼネラルディレクターを務める陳暁卿氏は、『舌で味わう中国3』の新たな方向性は、目線を全世界に向けることだとし、これまでより文化面の物語を縮小し、グルメの内容を増やすことを明らかにした。
前2シーズンでは幅広い視聴者に向けて、すでに全国的に有名な店から、あまり名の知られていない店まで、中国各地のさまざまなグルメを紹介してきた。しかし、シーズン3はこれをベースに、ロケ地を全世界へと広げる。陳ディレクターは、「シーズン3は世界の枠組みから中国のグルメを見つめ直し、さらに広い視野を持って、多くの海外グルメと中国グルメの対比を見せていきたい」と語った。第3シーズンのコンセプトは「中国のグルメを通して世界に中国を知ってもらう」ことだという。
今回のシーズンで打ち出した「世界的視野」のコンセプトについて、陳ディレクターは、「今回は、ペルーやメキシコ、カナダ、イタリア、スペイン、イランなどの国でロケを行う予定だ」として、「例えば、南米は我々が食べているサツマイモの原産地であるように、これらの地域の料理は、中国料理と不可分で密接な関連性がある」と説明した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年5月13日