2015年7月20日  
 

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カメラで中国抗日戦争を記録したロバート・キャパ (3)

人民網日本語版 2015年07月20日11:15

キャパの作品

1938年5月19日、徐州を占領した日本軍は、隴海線を西に向かって攻め入った。日本軍の侵攻を阻止するため、蒋介石は洪水によって敵を攻める「以水代兵」令を下し、河南省鄭州市街から北へ17キロメートル離れた黄河南岸の渡し場に位置する「花園口」の堤防を決壊させた。堤防決壊によって氾濫した黄河の水は、11の都市と約4千の村落を埋没させ、おびただしい数の民衆が死傷した。この事件は、「花園口決壊」と呼ばれている。キャパは堤防決壊現場に赴き、カメラを使い、沈んでいく村落、水の中でもがきながら前に進もうとする村民、絶体絶命の中にあり必死で助かろうとする人々を記録した。

1938年9月、キャパは中国を去り、ヨーロッパの戦場に渡った。そこで、従軍記者として仏ノルマンディー上陸作戦を取材・撮影、一躍有名になった。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年7月20日 


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